二代目竹皮草履 | うさ吉のきままダイアリー

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お芝居を観たり、おいしいものを食べたり、旅行したり、、、の感想を書き留めておく日記。そんなところ。

(もう数週間前のことですが)お誘いを受けて藝大美術館で開催中の「金刀比羅宮 書院の美」に行ってきました。入館に20分待ちとは。予想外の混雑振りでした。応挙の虎が虎と言うか大きな猫ちゃんみたいでかわいらしかったです。同時開催中の「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」も拝見。ニューオータニは四季にわけての展示でしたがこちらは年代順に並べられていたので構図の変化が見てとれておもしろかったです。


鑑賞後はランチをしにてくてく谷中へ。「乃池」で穴子の握りのはずがあいにく満席で向かいの谷中カフェでヘルシーランチとなりました。お腹がすきすぎて30分は待てませんでしたのよ、残念。




さてさて、これは三崎坂の履物屋ひらいやで買い求めた竹皮草履。数年前にやはりこちらで竹皮草履を購入したのですが鼻緒がだめになってしまったのでちょうど谷中に来たついでに買い替えよっと、お店に入って草履を手にしたらおかみさんが「鼻緒の部分をね、特許取ったのよ」と得意げに教えてくれました。そう言われると前と鼻緒が違うな~。どんな特許ですのん?と聞いたんですがあっさりスルーされてしまいました。ま、よろしいのですが。しかしちょうど一緒にいた友が特許関係の仕事をしているので気になる、調べちゃお♪と調査してくれました。

えー、友の調査報告によりますと「特許」ではなく「実用新案」だそうです。実用新案てのはプチ特許?みたいなもんで簡単な技術改良の場合は特許はとれないけど実用新案てのはとれるんですって。やさしい友が噛み砕いて教えてくれました。で、どんなとこが改良されたかというと、従来の鼻緒より丈夫で足あたりがよく、草履本体に取り付けるのに熟練した技術を必要とせず、そして鼻緒がだめになった場合取替え可能(従来は草履全体を交換しなくちゃいけない)、などなどだそうです。

なるほどなるほど。確かに鼻緒の裏がフェルト生地でやわらかいです。草履の裏も今回のはプレスされていて凸凹が少なくフローリングにもやさしいようです。

竹皮草履って、足裏を適度に刺激してくれて気持ちいいし、特に夏は蒸れなっくっていいですのよ。履き心地ばつぐん、一度はいたら手放せません、って回し者じゃないですけど~。

わたくしの愛用の品の紹介でございました。