うさ吉のきままダイアリー -3ページ目

うさ吉のきままダイアリー

お芝居を観たり、おいしいものを食べたり、旅行したり、、、の感想を書き留めておく日記。そんなところ。

あやー、なんとなくぼんやり理解したけど細かいところはよくわからなかったぁ。聞き取りにくいセリフもところどころあったりして余計に。蟲ってのはいわゆる虫とは違うらしいが姿かたちはやっぱり虫っぽくて小さいものたちが大群で蠢くのはちょっと気持ちわるい。しかし日本にもまだこんな場所があったのかーという景色は美しく、こんなところでの撮影はさぞかし大変だったろうなーと思う。

映画の中で一番普通の人間である大森南朋の虹郎の存在がなんだかホッとした。って結局大森南朋を見たいがために観にいった映画で期待通り大森南朋はよかったからまぁいいかー。レディースディだったしね。

蜷川実花のつくる色の世界はどこか猥雑で官能的で吉原という世界にとてもマッチしていたが、案外女優たちには色気が足りなかった、それと映像の美しさ、インパクトに比べるとストーリーはいたって淡白。菅野美穂、木村佳乃があんだけがんばるほどの映画かなと思う。

それにしても豪華キャスト。大森南朋がちょびっと出るというのは知っていたがキャッチできなかったのが口惜しい。ゴリなんかわかってもしょうがないのにぃ~。エンドロールを見たらほかにもいろいろ。忌野清志郎とあったような気がしたが見間違いかな。あの場面だけスローで見てみたい。

久しぶりにのこのこ出てきました。

ずっとパソコンの調子が悪かったのです。いよいよ修理に出さないと、と思った矢先に家人がキーボードにお茶をこぼしました、コップ1杯分しっかりと。キーボードは反応しなくなるしそのうち起動したとたんものすごいビープ音が鳴ったり。ひぃぃ~~っ。で、予定とおりというか予定外の修理に出し後日修理費の見積もりがきたら10万超えてました。うぐっ。

10万かかるなら新しいの買うでしょ、ってことで出たばかりのWindows Vistaをわからないながらもあれこれ検討してよし、これっ、買いに行くぜぃってところで未修理で戻ってきたパソコンを試しに起動してみたら、あらら、普通に起動しました。入力もできます。まったく問題なし。なぜ?どして?乾いたから?そんな単純なこと、なのか?ま、うごくからいいか。ということで新しいパソコンは買わずに済みました。出たばかりのVisataを買うのはちょっと抵抗があったのでよかったよかった。

そんなこんなでパソコンに振り回された一ヶ月でした。


と、タイトルと関係ない前置きが長くなりましたが秦基博のぴあデビューレビューに行ってきました。抽選での無料招待ライブです。3,000人を超える応募があったとか、なかなか運いいじゃん、あたし。応募するときなんだか当たりそう、な予感がしたの(ほんとか?)

去年のオーキャン以来のナマ秦基博。いやぁ、やっぱ声いいです。よく出てたし音程もぶれないしうまいです。アンコール含め全部で10曲近く歌ったのかな。最後は録音がうまくいかなかったのか大人の事情とやらで1曲歌いなおすというおまけもありました。

しかしね、あたしがデビューシングル収録の2曲と「僕らをつなぐもの」しか知らないせいなのかなぁ、どの曲も同じような感じでに聞こえちゃったのよね。もうちょっと音楽の幅広さが欲しいなと思ったのも正直なところです。と言ってもまだデビューしてから4ヶ月あまりだからね、これからもっといろんな曲を作っていくのでしょう。ミニアルバムは買ってないけど、、、フルアルバム楽しみにしてます。

26日の武道館「Suga Shikao 10th Anniversary Special Live Shikao & the Family Sugar FAN-KEY PARADE 07」に行ってきました。シカオちゃん単独Liveははじめて参加。

18日の大阪城ホールを終えてたあと急性気管支炎でダウンしたと公式で発表してたけど実はインフルエンザだったのね。シカオちゃんだけじゃなくファミシュガ&スタッフ5人もかかったんだけどシカオちゃんが一番最後に発症して前日にやっと高熱がさがったって。でも無事にライヴ開催できてよかったよかった、なんつっても10周年スペシャルライヴだかんね。でね、熱を下げるのに坐薬を入れたらしいんだけど、こんな形の坐薬をこんな格好して3,4回も、、、と赤裸々に語ってくれました(笑)坐薬パワーでメロメロにしてやるぜ~、って。

、メロメロになった?かな?ん~、やっぱり声が出てなかったし、音程もぶれちゃったりとちったりしてたなぁ。でもね、それでも楽しかった~。シカオちゃんもシカオちゃんの音楽もかっこよかったです。まぁ、なんつっても初生スガシカオがオーキャン06で、あの「午後のパレード」だったからね。それを最初に経験してしまったらあれよりひどいってことは・・・。いや実は病み上がりでもっとひどかったりする?とか思ってたから。もともと喉弱そうだし。(期待値低すぎか?ゴメンナサイ)

でも本調子であればシカオちゃんの実力はこんなもんではないのでしょう。それはわかりました。ということで次のライヴ期待してます。

三大義太夫狂言の中でもやっぱり忠臣蔵がすき。他の2つにはない大序の儀式性が厳かでありわくわくします。

で、今回の配役ときたらもうこれ以上ないくらいわんだふー。なんてったって菊吉の塩治判官に若狭之助、それに富十郎さんの師直、信二郎さんお直義公、好きな役者さんが勢揃いですもの。

富十郎さんの師直はまだ人形の心の少し丸まってうつむいてる姿が悪ガキのようでいかにも悪そうなヤツ。期待どおり若狭之助、塩冶判官をネチネチいじめるじいさんの憎たらしいこと、えーい若狭よ、塩冶殿が切れる前に一刀流免許皆伝の腕で斬ってしまえー(それは5月の演舞場だ)、というほどでした。キッチーの若狭之助、浅葱の大紋が若々しくってとってもステキ。三段目の裃姿もかっこよい。菊五郎さんも玉子色がよくお似合いの温厚でやわらかい塩冶判官、あんなにいじめられちゃうなんて理不尽だわ。切腹を覚悟して出てくる姿にうるっときました。 魁春さんの顔世は絶世の美女とはいかないものの古風で控えめで○。で、問題の由良さん。高麗屋が登場したらとたんに義太夫狂言じゃなくなってしまったようでとたんにつまらなくなり瞼が重くなってきました。あぁワタクシったら正直者。

そして一転してぱっと華やかな道行。梅玉さんの勘平、やわらか味があっていかにも優柔そうなのが五、六段目につながる勘平、時蔵さんはいつもどちらかというとかわいいよりきれいだなと感じる女形さんだけどこのお軽ちゃんはうれしそうでかわいらしかった。そして何より二人は恋人って空気が流れててよかったです。

っつーことで一点除いて大満足な昼の部でした。

田中宥久子の造顔マッサージ/田中 宥久子
¥2,100
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最近よく耳にする田中宥久子というお名前。なになに、この方の考えたマッサージをすると10年前の顔に戻る?!たるみが消える?!シワが取れる?!最近ワタクシもほうれい線が気になるお年頃(いや、もう数年も前から)。DVD+本で2,100円なら騙されてもさほど痛くない値段だし試しにやってみる?っつーことで早速購入し一週間ほど前からはじめました。

毎日3分間のマッサージを続けることで効果が得られるということだがまだ慣れてないので全てのステップをやるには10分弱かかってしまう。3分てのは全部でなくても気になるところだけやればいいってことなのかな?でもどの部分も気になっちゃうから結局一通りやってます。

はじめたばっかりなので早くも線が消える、なんてことはないが顔のむくみが前よりなくなったかなぁというかんじ。果たしてほんとにほうれい線が消えるのかわからないけどマッサージ自体は気持ちよいのでしばらく続けてみようと思います。

チケ取りに出遅れたため3階最後列で観劇。ここからの席でも国立だと花道七三も見えて歌舞伎座よりだいぶ近くに感じます。でもお正月公演恒例の手拭い撒きには参戦できず。とおいぃ~~。菊ファンの方で花道近くの方は期待大です。

話の筋は盗まれた宝剣を木曽義高やらその忠臣やらが追ってあっちの手に渡りこっちの手に渡りてんやわんやするというお決まりのものなんでストーリーより役柄、見せ場、ご趣向を楽しむ芝居。菊五郎さんは出刃打お玉再び!?のお役なんかもあり実ハ○○を入れると1人で五役、老婆なんかもんまいしこの人の役柄の広さを感じます。化け猫は音羽屋のお家芸の新古演劇十種「古寺の猫」のパロディ?もとはどんなんでしょう??ミケやブチやの猫ちゃんたちかわいかったです。梅枝君はいつのまにかうまくなっていてびっくりしました。

三津五郎さんは忠臣役はもちろんのこともう一つの好色で欲深い坊主役では義太夫の語りがんまかったり、(宝刀を奪った後だったか?)花道の引っ込みもおもしろく踊りがうまい人だからこそなんだなぁと感心しました。この人の芸のまじめさというか確かさを感じ、それが菊五郎劇団の芝居の厚みを出してるんだなぁとも思いました。

実際に梅王を演じる松緑と桜丸をかつて演じた田之さんが下手な化粧に下手な芝居で、そして田之さんがセリフをつけてもらっちゃうところはかなりプププときました。わざと下手に芝居するのもなかなかムツカシイのじゃないかしら?

そして最後にわぉ~とやられたのは満開の桜の中から登場した菊でした。目の覚めるような美しさ、前髪が似合う。国立劇場さん、その場の写真売ってください。結局はそれかっ、って?はい、今年も菊バカ全開です。

娯楽に徹した初春芝居、堪能しました。(でも細かく休憩時間が入りちょっと長かったかなぁ。)

3階1列目。


初芝居からやっちゃったー。やっぱり寝不足で観劇はいかんねー(何をいまさらー)。

ウトウト。トロトロ。途中でぱっと目覚めて観る、てなぐあいなもんで感想も何もないけど、ジャッキーの傾城の拵えはもう大変そうだなー、芝雀かわええなー。とか。キッチーがめずらしく?颯爽とした役でかっこええなー、ほほぅ、実盛物語観てみたいなー。兄さんはもごもごして聞き取りにくいなー、桜がボタボタ落ちてるよ、きれいに落とすのムツカシイんだなー。とか。胡蝶の2人のイキがあってなくてがんばれーとか(まだ2日目だから仕方ない)。信二郎さん、そんだけなの?もったいないよーとか思いました。他にも観ながら感じたことはあったんだろうけどもう記憶がぼよーんと曖昧だぁ。

昼の部はしっかり睡眠をとっていかねば。今月は観劇料金高いしね、もったいないよー。

3階1列目。


八重桐の菊は力演であったがいつもイマイチこの芝居のおもしろさがわからず、というか自分が理解できてないためなのだろうが。珍しく団蔵さんが柔らかい役、こんなお役もいいですね。しかしなぜこの非力そうな時行の魂から坂田金時が生まれるの?紅葉狩の腰元岩橋といい嫗山姥の腰元お歌といいこの手の役は市蔵亀蔵兄弟の専売特許ですねぇ。芝浜革財布、菊五郎劇団だとこういう貧乏町人できる役者が揃ってるから安心して見ていられる。3年後の魁春さんのおたつ、菊五郎格子の手拭いを持ってました。さりげない女形さんの心遣いを発見。勢獅子でお姿を見せてくれたジャッキーは相変わらずかわいらしかった。芸者姿がほんにお似合いです。鳶頭の梅玉も粋、なんだけどエロジジィ姿がついつい頭に浮かんで困りました。しばらく梅玉見るたびに思い出しちゃいそう。


夏休みの最終日にやっつけで宿題をやり終えた気分。来年はもそっと早めに感想を書くようにします。

ではみなさま、よいお年を。

師走と言ってもいつもの月とたいして変わらないはずなんだけどなんだか気ぜわしく観劇感想もほったらかしの毎日でありました。が、最後の最後にな、なんとか。。。

まずは夜の部から。


3階1列目下手。


神霊矢口渡。これ、はじめて観ました。お舟がとっても積極的な女子で菊にはこんな娘役がよく似合う。一目惚れする相手が友右衛門ゆえにリアリティがないが(失敬)、菊が一目ぼれしちゃう具合がね、かわいいし愛嬌があってクスッと笑える。娘を刺しても義峯を追っかける強欲非道な頓兵衛の富十郎は立派で小さいのに大きかった。そしてなぜこのお父さんからこの娘が?という清らかなお舟でした。


出刃打お玉。衝立の向こうから覗く横になっているお玉の投げ出された足は間違いなくおっさんの足であるのに、起き上がってからの身体の線はまるで女であった。若手の女形だとどうしても体を作っているというのが見えてしまうが菊五郎は全く無理なく自然と女になっている、そう見えるというのがやっぱりすごいなぁと妙に感心。梅玉の23歳にもびっくりしたがエロジジィっぷりやな奴っぷりにもおどろき。見事に嵌まっているよ。こんな梅玉見たことないよ。しぇ~。最後はどうもっていくのかと思ったが救いのある終わり方でよかった。菊五郎が描くお玉の明るさと人の良さとユーモアがよかった。


紅葉狩。海老の姫様、声が安定してなくてまだ模索中なかんじだが女形はだいぶ板についてきた?ようで踊っていても男っぽさがなくなった。顔もほっそりしてとてもきれいでした。しかし姫さん姿で鬼が顔を出してるとき大股すぎて膝をちょっと閉じてあげたくなりました(笑)。ぼたんさん、やっぱり本物の女子は骨格が華奢なのですねぇ。後ろに居並ぶ女形さんも決して太めな方ではないのに比べると肩幅が小さいなぁ。維茂ってこんな立派な髭つけてたっけ?今まで一番勇ましい維茂でした。亀兄いい役でうれし。山神の右近、うごきが大きくてきびきびしてうまいねぇ。変声期真っ最中で声がつらそう。後半の鬼女vs維茂は思っていたよりおもしろくなかったのは変化らしくないからか?しかし派手派手しくって楽しい一幕。オペラ座に合いそうですねぇ。行かれる方、うらやましいです。