うさ吉のきままダイアリー -2ページ目

うさ吉のきままダイアリー

お芝居を観たり、おいしいものを食べたり、旅行したり、、、の感想を書き留めておく日記。そんなところ。

三十路を越して歯科矯正を決意した友がもうすぐおいしいものが食べられなくなる、というので恵比寿にあるフレンチ“salut(サリュー)”に行ってきました。

数年前に行ったときは予約がなかなか取れなかったけど最近は落ち着いたみたい、金曜の夜でも一週間前の電話ですんなり取れました。

ディナーはオードヴル+メイン+デザートのプリフィクス、それとアミューズ、プティフール、コーヒーがついて5,250円也。


オードヴル

“あなごのパン粉焼きと鶏白レバーのパテ”

(ワタクシの選んだもの)

あなごにパテに、そして添えられたマスカットを一緒に食べるとレバーのくどさがさっぱりしておいしかったです。

しかしパテの量がワタクシにはちょっと多かったな。


“ホワイトアスパラガスの温製、生ハムとパイ添え”








メインディッシュ

“仔うさぎ背中のロースト ういきょう風味 発芽マスタードソース”

(ワタクシの選んだもの)

ぎゃっ、共食い?!と思いつつ気になったのでうさぎさんを選びました。初めて食しました。臭みはなくあっさりしたお肉で子羊より食べやすいかも。



“鴨胸肉のロースト ごぼうのソース”


“白金豚の盛り合わせ”









デザート


“りんごとシナモンのガトー バニラアイスクリーム添え”

(ワタクシの選んだもの)

りんごとシナモンてほんと合います。こういう奇をてらわない基本のデザートが案外好き。

“温かいチョコレートクレープとカンパリオレンジのシャーベット”

中のチョコレートがほろ苦く大人のデザート味。さっぱりオレンジソースがとてもよく合っていました。



プティフール

オレンジピールは得意ではないけどこちらのはおいしかったです。あと右にあるクッキーも口の中でほろっとくずれておいしかった。






前菜からボリュームあって最後はかなりお腹いっぱいです。プティフールまでついてこのお値段はなかなかCPもよいのでは。お店の雰囲気もサービスの方も気さくな感じで肩肘張らず気軽に楽しめるフレンチでオススメでございます。


salut

渋谷区広尾1-4-10 鴻貴ビル 1F

03-5791-2938

夜の部に行ってきました~。前日の肌寒い雨がやんで晴天、あっつい日でしたが歌舞伎座内はさらに熱気がすごかったです。

中に入って早速プログラムを買って模擬店チェック!がっっっ、なんと一番のお目当ての吉右衛門さまのお名前がないじゃありませんかっっっ。もういきなしやる気60%失いましたよ。ぷくーーーっ。意気消沈のためやや出遅れて模擬店に突入。まず向かったのは菊のとこ、んがっっ、すんごい人で押し合いへしあい、恐ろしい状況に。菊のお顔をちらと見たのみで断念。これでまた気合が下がった。その後は地下に行き錦之助さんとこでおにぎりを購入。襲名記念カレンダーも頂いてラッキー。富樫の拵えがべらぼうにかっこよかったです。連れその1はこちらも押すな押すなの大盛況の海老蔵のところへ果敢に突入、から揚げを手渡しでもらったと満足そうでした。あとは萬次郎さんとこでアイス最中を買い(あっつかったのでんまかった)、吉之丞さんとこで俳優祭記念チョコを買い(お上品でお優しい方でした)、最後は松緑のとこでシャンパン飲んで終了。連れその2は染五郎とツーショット写真を撮ってました、既にシカの顔した染さんで笑えました。

舞台のほうはー。阿波踊り、右近の頭が爆発しててびっくりした、そして阿波踊りでもやっぱりうまかった。吉右衛門さまは、童で登場、とぼけたかんじでかわゆらしかったです。ニザさんとおてて繋いで踊っちゃったりして妙に感動したっ。菊がうさぎさんっつーのもうさ吉と名乗るワタクシにはちとうれしかったりした。プログラムに菊五郎さんのお名前がなかったので、模擬店も舞台もなし?!と思っていたらやってくれました、さすが親分。すごい揃ってましたね、あれを皆で練習していたのかと思うとおかしい。最後の大幹部挨拶の時にまた北千住観音様が出てきて笑えました、結局親分がさらっていったような。。。

吉右衛門さまと間近で会えませなんだが、楽しい1日でございました。次はいつだ?!


(5/28)プログラムを見返したら、北千住観音様ありましたね。失礼致しました。

「鳴神」 海老蔵の鳴神しか見たことないが比べるとやっぱり染五郎は線が細いね。でもこの人の悪いクセ?である声がひっくり返って甲高くなることが(ほとんど)なくってなかなか健闘してたんじゃないかなぁ。上人様のムッツリスケベにはちょっと笑えた。芝雀さんは御園座で海老蔵の鳴神上人を相手にしたときはやけに艶かしかった印象があったけど今回は割りとあっさりめでした。今回はそういう演出だったのかな。他にも違うとこがありました。上人様が酔いつぶれた後、庵に行くのでなく舞台中央で寝転んびそこへ黒衣さんが緋幕を持ってきてその裏でお化粧してました。その幕のせいで雲の絶間姫が注連縄を切るところが座席位置によっては見えないのではないかなぁと疑問。それと怒り爆発の鳴神上人の頭、左耳の下でみつあみ編んでましたが海老蔵の時もそうだったっけ?後半の荒事になってからは迫力ありました、染の六法を見るのは初めてだ。

「鬼平犯科帳」あまり期待していかなかったせいか?しみじみとした味わいの人情噺でよかった。ユーモアもあっておもしろかったし、なんせナマお頭ですから。それと歌六さんの友五郎がよかった。富十郎さんではなく段四郎さんでもなく歌六さんていうのが大正解。お頭は若々しかったね、テレビだと皺がはっきり見えちゃうからねぇ。鬼平犯科帳スペシャル見てるとみなさん歳とったなぁと思います、特におまささんなんて、、、ムニャムニャ(実はテレビの鬼平スペシャルはもういいかなと思ったりする)。もちっと話をすっきりして再演してくれるといいなぁ。えーと、福助は旗本の奥方には見えないので時蔵さんか芝雀さんでお願いします。

「釣女」愛すべき醜女ちゃんでした。太郎冠者のびびりっぷりも笑えました。醜女ちゃんが「錦ちゃーん!」「ステキ!」と叫んだら錦之助さんたら控えめにピースサインしてました。おちゃめさんね。種太郎くんがお父さんの後見をしっかり務めてました。


うーん、キッチーの「鳴神」が見たくなってしまった。

「泥棒と若殿」んまい三津五郎さんに負けないくらい松緑がよかった!松緑、世話物もいいね。いずれは菊と共に菊五郎劇団を背負って立つのだろうが頼もしいじゃないですか。また松緑株が上がったぞ。

「勧進帳」だいたい寝ました、すんません。。。

「与話情浮名横櫛」こんなに笑える与三郎でいいのか?ってくらい笑った。海老蔵の第一声から笑った。でもどっから見てもほんにいい男だねぇ。羽織落としはしっかり準備していたから松竹座(襲名披露)より時間かからず手早くやっていた。ホッ。ってなんでこんなにこっちが緊張するんだ。菊もほんにおきれいでした。ジワ、ジワジワ。しかし湯上りの色っぽさはイマイチ。ま、二人ともこれからですから、長い目で。。。

「三笠山御殿の場」 吉右衛門が出てくるまで長い長い、寝た寝た。しかし官女たちにいじめられ突然現れた大男に刺し殺され、好いた男のためだと諭され死んでゆくなんてひどい話だ。なんてことを歌舞伎狂言に言っては身も蓋もないか。 染五郎の求女は線の細い染五郎に合うと思いきややわらかさが足りなくイマイチであった。たいしてしどころはなさそうだけど案外ムツカシイ役なんだねえぇ。

「法界坊」吉右衛門のじゅうえんハゲが意外にかわいーじゃん。愛嬌とセリフのうまさで笑わせてくれます。んが、「ちょっと、ちょっとちょっと」やら「欧米かっ」あたりのギャグは微妙。錦之助さんの要助がいかにも頼りなさそうなぼんぼんではまってる、おくみとふたりじゃらじゃらしてるのが微笑ましいね。染五郎の野分姫はきれいだったけど声をつぶしているせいか?セリフを言うと野太い声で、相手の要助が高めの声なだけに気の毒。玉太郎くんのセリフ言わされてる感がおかしく、それを見守る吉右衛門の目がなんて優しいの、それが殺しの場面ではすんごくこわい目に。悪の吉右衛門さんも素敵。また盟三五大切見たいわぁ。

「女暫」はじめて見る演目。十七世市村羽左衛門七回忌追善狂言ということで彦・萬・権の三兄弟に亀亀兄弟のファミリー総出演。このファミリーはみんな口跡良くって好き。しかし亀兄がめずらしく?赤面腹出しの役で声を聞いても最初は誰だかわからなかった、不覚だ。歌舞伎座で萬次郎さんがシンになる芝居こういう時しかないのかもしれないけどなかなか堂々としてそれでいて愛嬌もあって立派でした。引っ込みで素に戻り恥じらう姿もかわいらしかった。舞台番でつきあう三津五郎さん、やっぱしうまいねぇ、舞台番がまずいと最後がしらけちゃいそうだかんね。竹松・光兄弟もファミリーの一員としてしっかり精進するがよいぞ(なんて偉そう)。七回忌ということは私の歌舞伎観劇暦も7年、ぼーと見てるうちに7年も経ってしまいました。早いなぁ。

め組の喧嘩」もおはつです。菊五郎さんの頭がとにかく風格があって立派、かっこいい、半纏の着方も粋。虎之助くんの又八がいっぱしの鳶気取りの座り方でかわいい。辰五郎内は夫婦の情愛・親子の情愛をみせるいい場面でした。その後の鳶の勢揃いは壮観ですな、鳥肌立ちそうでした。大詰めの立ち廻り、ふだんあんまりだらだらと長い立ち廻りは好きじゃないのだけど今回のは飽きずに見ました、江戸の華と言われるのがわかるカッコよさでした。しかしいっぱいいすぎて役者さんを見つけるのが大変。鳶たちの意地を見せる気持ちの良いお芝居でした。


もうすぐ母の日、っつーことで今週のレッスンテーマは「母の日に贈るお花」。

今年はカーネーションたっくさんのアレンジメントでした。

左の紫のカーネーションはサントリーが開発した青いカーネーション「ムーンダスト」3色ののうちの「ライラックブルー」。一番明るい色です。青といっても紫じゃん!っていつも思うんだけど。写真より実際のはもう少し赤みがかった紫です。案外きれいね。



東京六本木に世界のモネ集結、っつーことでモネ好きには外せない美術展。大混雑を覚悟の上でGWに行ってきました。14:30ごろ美術館に入ったが予想とおりの大賑わい状態だったので(20分待ち)とりあえずミュージアムショップでお買い物&カフェでお茶。少しすいてくるのを待ち16:00過ぎに展示室に入ったがそれでもまだまだかなりの人がいた(10分待ち)。

100点近くの作品が展示されていたが半分は国内のコレクションでした、日本にモネがこんなにあったのか~。ここに集結したものはほんの一部であろうからまだまだたくさんあるんだろうね、思ったより睡蓮の展示数も少なかったし。やっぱり日本人はモネが好き。

面白かったのは浮世絵の構図に影響を受けた作品、たしかにあぁそういえばこんなかんじの浮世絵があったなぁというような構図でした(と言ってもどの浮世絵かは定かではないんだけど)。西欧の絵画にはありそうでないんだね、こういう構図。

モネの作品を見ていると、彼が捉えた一瞬の光景ををまるで自分が体験したように感じます、人々のざわめきや風、音、静寂、空気そして光を感じるから不思議。

ゆっくり2時間以上かけて鑑賞し見終わったころにはだいぶすいていました。


美術館に行く前に六本木ヒルズのてんぷら「みかわ」でランチ。お外で食べるてんぷらはやっぱりんまい。

そしてテレアサショップに寄って時効警察グッズを購入。こちらもたいそうな賑わいでした。遅ればせながらオダジョーの魅力にとりつかれつつあります。へへ。

毛利庭園のツツジが満開で見事でありました。





ちょと買い物に代官山に立ち寄ったついでにママタルトでケーキを買って帰りました。

ひっさしぶりのママタルト。うしし。

代官山でケーキといえばママタルト、なうさ吉です。

目と鼻の先のキルフェボンは眼中になし。

もうすぐ苺の季節も終わり?なのでイチゴのパイをチョイス。

カスタードクリームがおいしー。そしてここのイチゴは甘い!

ケーキにのってるイチゴって有名なお店のでもそんなにうまくないことが多いけど、ママタルトのイチゴはしっかり甘い完熟いちごなのです。ここのを知ってしまうと他のお店のイチゴタルトなどは食べられません(ウソ)。

んまんま。ごちそうさまでした。

3B席にて。


襲名披露口上の人数の多さにびっくり!全員で23名でした。梅玉さんはいつもさりげなくおかしいことをお話されてくすっとします。

夜の部の襲名披露狂言は「角力場」。ほうほぅ、こんな話でしたか。2003年1月の国立で一度見ただけなので新鮮に見ました。どうやらこのときも与五郎は信二郎さん、でなくて新錦之助さんだったようです(記憶にないけど。。)。濡髪に惚れぬいちゃってる与五郎ぼんぼん、とぼけたことしても許しちゃうっていうかわいい人でした。もう一役の放駒、ちょこちょこした動きがいかにもまだ小者、ゆったりと貫禄のある濡髪との対比がおもしろい、のだけど富十郎さん、私が見た日はまだセリフがしっかり入ってなく間があいてテンポが悪くどうもう気が抜けてしまいました。襲名披露狂言だけに残念でした。

ニザさんの実盛、実に男前で爽やか、でも太郎吉が一間をのぞくのとめてなでなでするところはおじぃちゃんの顔がでていたようでした。うれしそう。

勘三郎さんの宗五郎、妹を殺された悔しさが伝わってじーんときました、魚屋宗五郎でじーんときたのははじめてかも。でもあんまり黙阿弥っぽくはなかったかなぁとも思ったり。